新型コロナウイルスやインフルエンザなどにかからないためには免疫力を高めておくことが重要です。
この免疫力と関わりが深いのが体温です。
体温が1度下がると免疫力が30%も低下すると言われています。
特に体温が35度台の方は要注意です!
そのため体温を高く保つことがウイルスに負けない身体作りには大切です。
そこで今回は体温を高く保つためのポイントをご紹介します。
目次
体温と免疫力の関係
ウイルスや病原体から体を守ってくれる免疫力は高く保っておきたいですね。
この免疫力と体温には深い繋がりがあるんです。
理想の体温
体温と免疫力には以下のような関係があります。
35度 癌細胞が最も好む温度
35.5 排泄機能低下、自律神経失調症やアレルギー症状が現れやすい
36度 時々震えて熱を作ろうとする
36.5~37度 最も免疫力が高い状態
このようにウイルスに負けない身体作りのためだけでなく、日本人の死因第一位の癌予防や体調不良予防のためにも体温を高く保っておくことは重要です。
体温を測るタイミングによっても変動しますが、朝起きた時の体温で36.5度を理想の体温として目指してみてはいかがでしょうか?
体温が下がる原因
様々な要素が体温には関係していますが、体内で熱を生み出す場所としては筋肉が1番です。
この筋肉は加齢と共に減りやすく、外出自粛要請が出て運動量が減っている今減少量が加速している可能性が高いです。
これは高齢者だけの話ではなく若い世代にも同じ事が言えます。
現代人は普段からデスクワーク中心で活動量が少なく元々筋肉量が少ない方も増えてきているからです。
「コロナウイルス対策でお湯を飲めば大丈夫!」みたいなデマ情報がでましたね。
これはお湯でウイルスを減らせるからみたいな根拠だったようですが、そもそも体温より低いお湯を飲んでもウイルスは減りません。
お湯でウイルスが死滅するなら、普段の食事の味噌汁やスープ、ホットコーヒーなどでも死滅するので誰も風邪ひくことはないですよね(笑)
これからも様々な情報が出てくると思いますが、情報を見極める力がこれからは求められますね。
体温を高く保つ3つのポイント
3つ全てのポイントを行うのではなく、少しの努力ではじめられることから無理なく実践して継続することが大切です。
日常生活の中で取り入れやすい事を中心にご紹介しますので、トライしてみてください。
食事のポイント
食べ物には体を温める物と冷やす物があります。
見極めるポイントをおさえて普段の食事に取り入れましょう。
【体を冷やす食べ物】
南国で育つ物、地上で育つ物、水分の多い物、寒色系の色の物、大きく細長い物、夏が旬の物、酸っぱい物、科学調味料
これらに当てはまる食品はなるべく避けるようにしましょう。
全てを除外するのは現実的ではないので、普段よく食べる食品の中で当てはまる物があればまずは食べる頻度を減らすことからはじめてみてはどうでしょうか?
【体を温める食べ物】
寒い国で育つ物、地中で育つ物、冬が旬の物、暖色系の色の物、小さく丸い物、水分の少ない物、発酵食品、塩辛い物
納豆やキムチのような発酵食品は腸内環境を整えて免疫力アップにも繋がりますので特にお勧めです。
具体的な食品をあげてしまうとそればかり食べたり、食べなかったりされる方が多い傾向にあるので、上記を参考にご自身で食材を選んでみてください。
ただし、例外もありますので注意しましょう。
例)トマトは暖色系ですが体を冷やす働きがあります。
食べ物だけでなく飲み物も意識できると良いです。冷蔵庫で冷やした冷たい物を避けたり、体を冷やす働きのあるコーヒーも減らせる方が良いです。
運動のポイント
人体で1番熱を生み出す筋肉は2日家でまったり過ごしていると1%減ると言われています。
特に下半身には全身の約7割の筋肉が集まっていますので、下半身を動かす運動を行うのがポイントです。
とは言っても外出自粛要請中はジムやスポーツをする環境がないので工夫が必要です。
下半身のトレーニングとしてスクワットが有名ですが、ジムで見ている限りスクワットを正しくできている方は少ないと感じています。
トレーナーから指導を受けたことがない方は安易にスクワットを取り入れるのではなく安全に行えることからはじめる方が良いでしょう。
【自宅で下半身を動かす際のポイント】
ご自宅に階段がある方は階段の上り下りをしたり、踏み台昇降をすると良いでしょう。
また、気分転換を兼ねて1日トータル30分の散歩をしたり、椅子から立ったり座ったりを繰り返したりするのも良いです。
生活習慣のポイント
食事と運動以外でできる事で特に意識して頂きたいのはお風呂タイムです。
忙しい現代人はシャワーだけで済ませてしまう方が多いようです。
シャワーだけでは十分に体を温めることができません。
しっかり湯船に浸かり体をしっかり温めてから寝ることで睡眠の質向上にも繋がりますよう!
【お風呂タイムのポイント】
38~40度の湯船に15~30分を目安に浸かるようにしましょう。
入浴前後の水分補給は忘れずに行いましょう。
またお風呂タイムは絶好のコンディショニングタイムです!
湯船で足首まわしを行うとより効果的です。
↓詳しくはコチラの記事をご覧ください↓
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まとめ
今回は体温と免疫力の関係と、体温を高く保つポイントをご紹介しました。
食事・運動・生活習慣の3つの視点でポイントをご紹介しましたが、少しの努力ではじめられることから無理なく実践して継続することが大切です。
体温を高く保ってウイルスに負けない身体を手に入れましょう!
目指せ平熱36.5度以上!
この記事がウイルスに負けない身体作りの第一歩になれば嬉しいです。
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